土地家屋調査士試験 独学勉強法④ もう間違えない!「使わない本一覧」
こんにちは、とと丸@famiru99 です。今回は調査士試験において「使わない本」を紹介します。
土地家屋調査士試験はおよそ1000時間程度の勉強が必要であり、難関資格であると言えます。試験勉強は長期間に及ぶため、無駄を省いた効率的な勉強を心がけたいですよね。今回のブログでは、試験において「使わない本」を解説いたします
※午後試験だけを受ける方を対象に判断しています。
使わない本4選
① 測量計算と面積計算
理由:
この本は”土地家屋調査士試験の午前の部を受ける人が使う本”です。本の内容は測量に必要な知識が網羅されていますが、土地家屋調査士試験の午後の部だけを受ける人には、試験に直結しない部分が多いことなどから、使う必要がない本と言えます。
例えばこのような点があります。
・測量の概要は午後の試験では不要です
・直線回帰による筆界推定は午後試験では不要です
・複素数は情報が足りず、十分な理解ができません
・電卓による交点計算も、複素数で行うため不要です
・建物は情報が足りず、十分な理解ができません
② 土地家屋調査士 択一式過去問
理由:
過去問としてあまりにも掲載されている量が少ないため、使いどころがわからない本です。量が少ないため、持ち運びしやすいところが唯一の良い点なのかもしれません。
※コラムが入っており、息抜きにはちょうど良い内容となっています。
③ 書式マスターⅡ(建物・区分建物編)
理由:
昭和42年からの問題が入っておりますが、記述試験では古い過去問は出題の傾向が違うため、問題を解く必要がありません。新しい問題から15年分程度、繰り返し問題を解くことが重要です。
しかし、唯一良いところもあります。それは、「表題登記」「複合問題」など、登記の種類ごとに整理したものとなっていることです。過去問ではあくまでも年代を遡っていくことしかできませんが、その点だけで買う必要はないと考えます。
※このシリーズの択一編については、「必ず購入したい本」ですのでご注意ください。
詳細は、下記の記事を参照して下さい。
④ 関数電卓必勝活用術
理由
複素数計算が標準となり、複素数計算の本が出たため不要となってしまった本です。
試験において、複素数モードから標準モードに切り替えることはないため、標準モードの電卓の使い方を覚える必要はないでしょう。
※もしかしたら昔は良本であった可能性があります。
☑まとめ
合計4冊になります。「測量計算と面積計算」は良書であり、あくまでも調査士試験の午後試験においては使わない本です。その他は、上位互換となる本があることや、複素数計算が標準となったことで不要となったものです。
次回は「民法徹底攻略」について解説します。