【土地家屋調査士試験】答練は不要!模試だけで合格可能
こんにちは、とと丸@famiru99 です。今回は、独学者にとって金銭的に負担の大きい答練を受けずに、模試だけで試験合格は可能であることを解説します。
また、筆者は令和2年度試験でこれらを全く利用せずに挑みましたので、そのことについても説明します。
1点目は、模試と答練について
2点目は、模試を利用せず試験を受けた場合
3点目は、東京法経学院とLEC模試の比較
4点目は、LEC模試を受けた様子
5点目は、答練の埋め合わせに使う本
模試と答練について
土地家屋調査士試験では模試と答練を受けている人がほとんどです。これらは、東京法経学院、LEC、日建学院等で受けることができます。
しかし、私はこれら全てを受けることをオススメしません。なぜなら、独学者は金銭的な面で、予備校を選ばなかったと考えるからです。
答練は実践ベースの問題を繰り返すことで知識の定着が図られますが、金額として80,000円~250,000円かかります。とてもじゃありませんが、負担が大きすぎで独学者向けではありません。一方で、模試は1回から2回と回数が少ないことから、12,000円~25,000円で受けることが可能です。
そこで本ブログでは答練を除いた模試だけで進めていく方向性をオススメし、"答練の埋め合わせになる方法を使えば試験対策は十分"であること解説します。
なお、模試と答練の詳細を知りたい場合は、以下のブログがオススメです。
模試を利用せず試験を受けた場合
筆者は、令和2年度試験で模試を全く利用せずに挑みました。その結果以下の点が浮き彫りになり、改めて試験慣れすることが重要であると感じました。
- 氏名記入欄が3か所あることを知らない
- 時計が会場にないことを知らない
- 以下3点の理由で時間が足りなくなる
- ①登記申請書の全てを下書きから本書きした
- ②択一の肢を全て読み込んで解いた
- ③座標値の算出ができたものの再計算をする
- 時間配分が分からない
- 分からない問題が出た時の対処が分からない
- 記述の得点が予測できない 等
詳細は以下のブログで説明しています。
試験後に記述の土地と建物で各々の得点は分かりますが、どこで減点されたかは分かりません。東京法務局に「開示請求」すれば、提出した解答用紙を取得できますが、それでも減点した箇所は分かりません。
このことから、必ず1回は模試を受けましょう。
東京法経学院とLEC模試の比較
模試は東京法経学院とLECで比較します。
※会場で受験することが大事であり、自宅受験のみの模試は省きました。
予備校 | 料金 | 時期 | 内容 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
東京法経 | 1回:14,300 2回:24,200 |
5月 7月 |
全国模試 | ||||||
LEC | 1回:15,400 2回:27,500 |
9月 | 全国模試 | ||||||
料金は、同じくらいと考えてよいでしょう。
受験者数は、東京法経の方が多いでしょう。
※令和3年度にLEC模試の受験者数は220名程でした
続いて時期についてです。東京法経の模試は5月から始まりますが、5月の段階で模試に挑戦できる人はあまりいないと思います。5月の段階で全体的な学習ができているレベルであれば、その後5か月間も復習できるのでその人は合格できると考えます。
このことから、東京法経済学院の模試は、調査士試験2年目以降の人が受けるものだと筆者は考えます
一方で、LECの模試は調査士試験(10月)に一か月前に設定されており、タイミングとして一番都合の良いものです。筆者は受験1年目であればLECしかないと判断しています。
LEC模試受けた様子
令和3年度のLECの模試は、令和3年9月8日にありました。
東京会場は、LECの水道橋本校でした。
LECでは試験後に試験問題を再度配布してくれます。これが実にありがたく、試験問題ってけっこう書き込みをしてしまうんですよね。試験問題と解答をメルカリで売ることもできますしね。
解答では丁寧にコメントを書いていただけました。その写真を載せます。
大変丁寧なコメントをいただいています。誰かに見てもらう必要性を感じた瞬間でした。
答練の埋め合わせに使う本
合格する受験者は過去問を徹底的に学習することから、問題そのものを記憶してしまう状況になります。このような状況では、新たな問題を解く訓練が不足しています。
そのために、予備校では答練があると考えますが、独学者は以下の本を使うことでたくさんの問題を解くことが可能であり、答練の埋め合わせになります。
①東京法経済の模試(教材)
各々3300円で2回分の模試を受けれますので、コスパも良いです。
※若干択一の問題が細かい点に踏み込み過ぎてる気がしますが、記述は過去問と同様のレベルです。私は、令和元年度から3年分取得して勉強しました。
②不動産法律セミナー
平成30年までは10月号に模試が入っており、1000円程度で模試を受けられますので、この10月号は必ず購入した方が良いものです。今のところ、不動産登記法の改定が少ないので古い問題でも有効です。
また、10月号以外も記述の問題が一問掲載されていることも多いので、一度確認してみて下さい。
※なお筆者の住む自治体は図書館で借りることができました。
まとめ
1点目は、模試と答練について
2点目は、模試を利用せず試験を受けた場合
3点目は、東京法経学院とLECの比較
4点目は、LEC模試を受けた様子
5点目は、答練の埋め合わせに使う本
1点目で、模試と答練の概要を説明し、独学者の金銭的な面を考慮し、答練を除いた模試だけで進めていく方向性でも試験対策は十分"であること解説しました。
2点目で、模試を利用せず試験を受けた場合として、筆者が令和2年度試験に挑戦した時の状況で説明し、試験慣れすることが重要であること解説しました。
3点目で、東京法経学院とLEC模試の比較を行い、東京法経の方が良いものの、試験直前に模試がないことの課題をあげました。
4点目で、筆者が受けた令和3年度のLEC模試の様子を解説しました。
5点目で、新たな問題の訓練として、東京法経済の模試(教材)と不動産法律セミナーを紹介しました。
※ご不明な点があれば、お問い合せフォーム、または、Twitter”とと丸@famiru99”までお問い合わせ下さい。