地方公務員土木・土地家屋調査士の勉強法

勉強は土木だけじゃない。公務員(土木)の実態を解説します。参考となる本も紹介します

令和3年度合格者が解説する、調査士「口述試験」

こんにちは、とと丸@famiru99 です。令和3年度に合格した筆者が、調査士試験においてあなどれない「口述試験」を紹介します。

ブログの内容

1点目は、口述試験とは

2点目は、令和3年度 口述試験当日の流れ

3点目は、試験の感想と注意事項

4点目は、オススメの試験対策

                                         

 

  • 口述試験の情報が少ない
  • 模擬面接って受けたほうが良いの?
  • 受験当日の様子を知りたい

 

口述試験まで進んだ方が、このように困ってしまうことって多いですよね。筆者は令和3年度の口述試験を受験し、合格したものです。このことから、最新の情報をお伝えすることができますので、口述試験が気になる方は是非このブログを読んで下さい。

 

口述試験とは

土地家屋調査士試験は10月第3週の日曜日に実施する、「筆記試験」と、翌年1月下旬に実施する「口述試験」に合格する必要があります。

口述試験では、このイラストのように試験官2名から、不動産登記法土地家屋調査士法の質問に答える形式となります。

基本的に全員受かる試験ですが、それは口述試験まで進んだ受験生が既に一定のレベルに達しているからだと考えます。ただし、口述試験は、筆記試験から3か月程度期間が空いていることもあり、”事前の十分な対策が必要であるあなどれない試験”となります。

 

令和3年度 口述試験当日の流れ 

令和3年度の土地家屋調査士試験では、令和4年1月27日(木)に口述試験がありました。
東京の場合は、渋谷にある「新大宗ビル」が会場となりました。

集合時刻は午前の場合は8時40分。午後の場合は1時でした。私は東京に住んでいるためか、午前の部になりました。午前の場合は早いため、前日に周辺のホテルを利用している方もいましたね。

さて、ここで注意してほしいのは、試験の順番は「くじ引き」となることです。待機室に入った時に配られる紙に番号が書いてあり、それがくじ引きです。

私は本当についていなかったため、最後の時間帯である12時15分からのスタートとなりました。集合時刻の8時40分から12時15分まで、3時間35分ひたすら待ち続ける。こんな経験は初めてです

また、待機中は   

  • 私語は厳禁
  • スマホの確認はできない
  • 勉強はしても良い(本の持ち込みは可)

といった状況になりますので、注意が必要です。さらに、コロナ対策で換気を十分にしていることもあり、部屋はけっこう寒かったのでこの点も注意した方がいいですね。

 

さて、試験時間になりました。職員の方に受験室の前に案内されます。試験では、不動産登記法から始まり、全部答えた後に土地家屋調査士法の質問に答える形式でした。

試験官の方は優しい人でありましたが、困った時に助け舟を出してくれるような方ではありませんでした。一部で分かりませんと伝えたら、そのまま次の質問に移ってしまいました。

当日の質問はTwitterで発信していたので紹介しますね。

 

質問はけっこう多いですよね。

このようにTwitterで当日の状況を発信している人は多いので、1月下旬は色んな方の発信を確認しましょう。最新の試験状況について把握することができます。

 

口述試験の感想と注意事項

口述試験において、質問の1~2問は答えられないものがありましたが、全体としては難しい試験ではないと感じました。試験当日は緊張しないこと、それだけで問題はないと思います。

ただ、受験する前の勉強は一定の時間必要であります。筆者はだいだい3週間程勉強しました。やはり、筆記試験から3か月程度期間が空いていることもあり、忘れてしまうことって多いんですよね。参考書を使って、基礎部分をしっかりと勉強しました。

受験生の方が注意することとしては、控室でスマホ等が見れないので、紙ベースの本は必ずもっていきましょう。

 

オススメの試験対策                       

口述試験受験対策資料(東京法経学院)
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内容:

この本が優れているのはこの青色の部分です。質疑応答の実例では、「口述試験の再現」がなされ、口述面接そのものが良くわかります。完ぺきではない受験生の回答も面白いです。

口述試験問題データベースでは「過去10年分の問題」が掲載されています。受験当日はこれ以外の問題も出されますが試験対策としては十分です。

この本は東京法経学院から取り寄せることのできない、予備校生だけに配られている本になります。筆者はメルカリで購入することができました。

 

土地家屋調査士 口述試験対策集

内容:

この本はAmazonでも簡単に購入することができる唯一の本です。①の口述試験対策テキストが手に入らなかった場合はこの本を購入するしかないでしょう。筆者は両方揃えて確認しましたが、この本だけのっている問題もありましたので、余裕のある人は揃えても良いと思います。

③ アガルート口述試験模試

あがるーとこうじゅつしけん

今回最後に紹介するのが、予備校のアガルートで口述模試を無料で受けることができることです。当日と同様に15分程度を電話で受けることが可能です。電話の相手は誰になるか分かりませんが、中山講師となる可能性もあります。

この口述模試はアガルート受講生でなくても受けることが可能であるため、早期に申込みしないと予約できなくなります。ちなみに筆者は間に合いませんでした。

無料で受けられるものなので受けることをオススメします。

 

(参考)基礎の振返りにオススメする本

以前も紹介しましたが、復習用として使うならこれ以上うまくまとめている本はありません。筆記試験から3か月あいてしまって、忘れてしまっている部分が多いならこの本がオススメです。

 

☑まとめ

ブログの内容

1点目は、口述試験とは

2点目は、令和3年度 口述試験当日の流れ

3点目は、試験の感想と注意事項

4点目は、オススメの試験対策

1点目で、口述試験の概要を解説し、口述試験は、筆記試験から3か月程度期間が空いていることもあり、”事前の十分な対策が必要であるあなどれない試験”であると解説しました。

2点目で、令和3年度の状況をお伝えし、試験の順番は「くじ引き」となり、最大3時間35分ひたすら待ち続けるなどの注意事項を解説しました。

3点目で、事前勉強の重要性を解説しました。

4点目で、筆者がオススメする本と模試を解説しました。

 

※ご不明な点があれば、お問い合せフォーム、または、Twitter”とと丸@famiru99”までお問い合わせ下さい。